ラウドネスの調整について調べてみた #01

ラウドネスの調整について調べてみた #01(備忘録)

環境

Mac mini (M1, 2020)
macOS 12.3
Adobe Premiere Pro cc v22.3.1
Adobe Audition v22.3

ラウドネスとは

人が感じる音の大きさを示す規格。
単位は LKFS または LUFS 。

動画によって音量にバラつきがあるのを
音量を均一にするために基準値に近づける調整が必要。

TVなどの放送局やYouTubeなど
プラットフォーム別に提示される音の基準値は異なる。

プラットフォーム ラウドネス値
YouTube -14 LKFS(LUFS)
Spotify -14 LKFS(LUFS)
デジタル放送基準 -24 LKFS(LUFS)
LUFS (LKFS)とは

LUFSとLKFSは、ラウドネスの単位。名称は異なるが同一のもの。
1 LKFS(LUFS) = 1 dBFS

dBとは

レベルメーターに表記されているdBはdBFSの省略
dBFS (Decibels relative to full scale)
音が割れるため 0dB を超えないようにする。

ラウドネスノーマライゼーション

音量のバラツキを基準値に近づける処理。

ストリーミングサービスではラウドネスのマライゼーションの機能によって
自動で処理される。

YouTubeでは基準値を超えると-14LKFS(LUFS)に下げられる。
それ以下の音量の場合はそのまま。

音量のバランス調整(YouTube)
素材 音声レベル
-6 dB
BGM -24 dB
BGM(音を聞かせたい場合) -15 dB
SE -6 dB
Adobe Premiere Pro / Adobe Audition によるラウドネスの調整

ラウドネスを編集ソフトで値の確認や調整が可能。

プラットフォームの基準に合わせて全体のレベルを下げ、
PremirePro や Audition の計測機能を使用し、目標のラウドネス値に収める。

放送局などは基準が厳しいので、ラウドネス許容値は 0 にする。

その他
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