UE5.4を試してみた -Movie Render Queue-(備忘録)
環境
Mac mini (M1, 2020)
macOS 14.4.1
UE5 5.4
ffmpeg 6.1.1
きっかけがいろいろありました
Movie Scene Captureを利用しようとしたらフリーズして機能しなかったためMovie Render Queueを使ってみることにしました。ですが、Macを利用している場合ムービーの書き出しでApple ProRes Video Codecsが表示されず使用できないことが判明。結果的にCommand Line Encoderを使用することになりました。
こちら記事は導入に手間がかかったため、その記録になります。
ffmpegのダウンロード
Command Line Encoderを使用するにあたってffmpegが必要になります。
ダウンロードをしてzipを解凍後、自分で管理しやすい場所に設置します。
この場所のパスが必要になります。
※ffmpegは一度実行しておく。(コンソールが起動します)
↓のサイトよりffmpegをダウンロードする。
Pluginの追加
1.UE5を起動してPluginを追加します。
2.Movie Render Queueにチェックを入れる
3.Movie Render QueueAdditional Reader Passes にチェックを入れてる。
4.unrealengineを再起動する。
Project Settings
Movie Pipeline CLI Encoderの設定をします。
設定する項目は緑枠の部分になります。
* Executable Path: ffmpegのパスを入力(実行可能ファイル名を含む)
* Video Codec: libvpx-vp9
* Audio Codec: libvorbis
* Output File Extension: mkv
* Encode Settings Low: -crf 28 -b:v 0
* Encode Settings Med: -crf 23 -b:v 0
* Encode Settings High: -crf 20 -b:v 0
* Encode Settings Epic: -crf 16 -b:v 0
シーケンサーの設定
シーケンサーでカメラ等を設定する。
Movie Render Queueの設定
1.Movie Render Queueを選択する。
2.SettingのUnsaver Configを選択する.
3.Settingを選択する。
4.Command Line Encorderを選択する。
5.項目にCommand Line Encorderが表示される。(jpg Sequenceを[8bit]削除すると動画が保存されなかった)
6.Delete Source Files にチェックを入れる。(画像ファイルが保存されるため)
7.Output の項目を選択する。
8.動画の出力先を設定する。
9.Acceptを選択する。
10.Rnederを選択する。
11.Render Previewが表示される。
レンダリングが終了すると、設定したフォルダに拡張子がmkvの動画ファイルが出力されます。Premiere等で編集するために適宜変換する必要があります。
Youtube
所感
UE5.4が正式にリリースされたこともあってModule Control Rigを試していたのですが、シーケンスで動画の書き出しをする際にこちらの問題にぶつかりました。
知見が少なかったのでMacでUnrealEngineを利用される方は少数なのかも。とりあえず問題は解決したので良かったです。
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